変わった事

やっと落ち着いた気がする
2年くらい前まで心が涼しかった
冷たくて痛くてキューって苦しくて時々風通りが良すぎて中が空洞になってカランカランって音がしそうだった
全ては灰色で青白くていつでも寒かった
寝る前は心臓か何か中心のものが冷たく震えてるのを感じた

年齢的にはある一定の思考の決別や友達とか恋人とかの別れなのかもしれないけど私には荷が重いと思った。命と心から関わる事ができなかった。
まだ抱えられない。
いっぱいいっぱいで毎日溺れそう
沈んでいってそれでも息を吐き続ける
頑張ったけど休めなかった。
学生だったしお酒も飲めるし保護されない年になった微妙な年頃
ただ身を削る方法しか学べず、身を守る方法や潤す方法を受け入れられなかった。
優しくされるとボロボロと朽ちて崩れ落ちる自分がいてそれが無いと私でいられなくなると思っていたから拾い上げて泣いてた。
優しい言葉は拒否し、厳しい言葉だけ拾い上げた。

ごめん

いつしか、私は私であることに気付き、誰の所有物でも恋人でも友人でもないただの人間で、肉体を持った何かだった。
若い人がメンタル弱いとか〜がなってないとか。ゆとりは〜とか。ユーモアを亡くし他人々の嘆きは受け入れない。
年が何倍も下でも育ってきた経験や環境が違う分考え方も心身の成熟の仕方も違うのだ。

痛みに大きさはない
苦しみにも
経験にも
愛にも

自分を蔑むことなく、愛でてあげる
大切なものに触るときのように
そっと声をかけ話を聞いて肩に手をおいてみる

自分を抱きしめ私は私
大好きな私
恋人を抱きしめるように
家族を抱きしめるように
友人を抱きしめるように
自分を抱きしめる

なにか奥の方からじんわり温かくなるのを感じて。